PDCA
Plan-do-check-action
- 業務を継続的に改善するため用いる。
- 目標を立てたのちに目標達成のために、計画(P)→実行(D)→評価(C)→改善(A)のサイクルを繰り返しながら、より良い業務遂行方法を模索する手法。
・事前の計画に重きを置くのでなく、事後に経験から多くを学ぶことが大切
・計画2割、実行8割
関連ワード
PDCAとは
現場レベルの管理システムの基本のひとつです。あまりにも有名なので、あえて説明する必要もないかもしれません。だからこそ、ここでは「PDCAを正しく使う」ためにこそ、大切な点を強調しておきます。
まずPlanをちゃんとすることです。なし崩しで始めてもPDCAにはなりません。最初に一定の計画を用意します。ただし、全体のバランスとしては、「計画2割、行動8割」が望ましいのです。(計画0ではだめだということ)
Checkは忖度なく行います。犯人探しではなく、「組織としての問題点」を洗い出す作業であることを念頭に、人をかばったり、あるいは誰かを悪者にするのではなく、何が問題だったかを明らかにします。
そして、必ずActionで改善をします。きちんと機能させれば、間違いなく有効な管理手法です。
事例紹介
Spotify
■Spotifyは今や世界中で4億ものユーザーが利用する音楽配信サービスですが、最初はベンチャーとして立ち上がり、AppleやGoogle、SONYといった大手と競合しながらしっかり市場を確保してきました。そんなSpotifyの強みは継続的なサービスの改善です。
■Spotifyは2006年にスウェーデンで生まれました。その創業理念は音楽が違法ダウンロードされることをなくし、すべてのアーティストが公平な対価を受け取れるようにするというものでした。
■初期はシンプルなストリーミングサービスに過ぎませんでしたがデータドリブンを用いた各ユーザーに最適なプレイリストの生成など着々と新機能を追加し続け、ユーザーの「楽しい」「使いやすい」を育成してきました。
■さらにはアーティストやレコード会社にもメリットのある形を作り楽曲を解禁するアーティストも増え続けており、創業理念通りの世界を実現しつつあるのです。
著者・監修者
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1982年生。経営学者/やさしいビジネススクール学長/YouTuber/東京大学 経済学博士
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専門は、経営戦略論・イノベーション・マネジメント、国際経営。
「アカデミーの力を社会に」をライフワークに据え、日本のビジネス力の底上げと、学術知による社会課題の解決を目指す。
「やさしいビジネススクール」を中心に、YouTube・研修・講演・コンサル・著作等で経営知識の普及に尽力中。
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