組織行動論(服部泰宏・神戸大学)
講師プロフィール
神戸大学大学院修了後,滋賀大学経済学部,横浜国立大学経営学部を経て,現職。専門は組織行動論,人的資源管理論。人材の採用・評価,組織内における評判など,優秀な人材の特別扱いなど,組織における個人の「優秀さ」に関わる研究活動に従事。経営学と実践との関わり合いにも関心を持つ。
科目概要
組織の中の人間行動やそれに先行する心理について,科学的に探究する学問が組織行動論になります。この講義で扱う内容は,就職,組織への定着,やる気,組織との関係性,リーダーシップ ,集団など,みなさんが日常的に経験している問題ばかりだと思います。オンデマンド講義による科学知のインプットと,エクササイズによる科学知の自分事化を通じて,現実世界で役立つアクショナブルな知見を身につけられればと思います。
ライブ講義
2022年
組織行動論とは何か?背景を知り、その意義と活用法を知る
組織のなかで、私たちはどう、キャリアを描くのか。なぜ働き、どう人と協働するのか。すなわち「組織の中での人間は生を科学する」のが、組織行動論。
組織行動論エクササイズ(1)「私」の”資本”(何かを為すための力)を、棚卸しする
人が何かを成し遂げるための力は3つ。自分の能力「人的資本」、自分の人脈「関係資本」、そしてあなたの志と精神力「心理資本」です。あなたの打ち立てた目標に対し、それぞれの資本は十分か?それをチェックし、不足を補うための方法について、中川先生が最新の理論と、そして溢れる元気とともに、お届けします!
組織行動論エクササイズ(2)「私」のモティベーションを知る
最新の学説として注目される「ジョブ・クラフティング」。この学説が、マズローの欲求段階説に代わる、21世紀の時代のモティベーション理論だということを、皆さんは知ってましたか?自分が本気で働けるように、自分なりの仕事をつくる。それがジョブ・クラフティング。この講義では、中川先生と一緒にジョブ・クラフティングを学び、実践できるよう使い方を学んでいきます!
組織行動論エクササイズ(3)「私」らしいリーダーシップを手に入れる
人が千差万別なのだから、その人が発揮するリーダーシップの形だって、その人なりの形があるはずだ。この当たり前の結論に至るまで、人類は一千年以上も、リーダーシップとは何なのかの科学を探求し続けてきました。神戸大学名誉教授・金井壽宏先生は、この「リーダーシップは人それぞれ」を、リーダーシップの持論アプローチと呼びます。すなわち、自分なりのリーダーシップ論を模索し続けることこそが、リーダーシップの科学の本質なのだと。本講義では、リーダーシップの持論アプローチを中川先生と一緒に学び、その手法を用いて皆さんそれぞれのリーダーシップの発見を目指していきます!
2021年
組織行動論の背景
エクササイズ:「私」の資本の棚卸し
エクササイズ:「私」のリーダーシップ特論作成
講義 私のモティベーション持論作成
ワーク:私のモティベーション理論をつくる
オンデマンド講義
組織行動論の考え方,全体像
組織との出会い①:組織との出会いとしての採用/就職
組織との出会い②:組織に馴染むプロセス
組織の中の個人①:行動を駆動するモティベーション
組織の中の個人②:組織と個人の心理的契約
組織を率いる①:クラシックなリーダーシップ
組織を率いる②:新しいリーダーシップ
組織を率いる③:集団と多様性のマネジメント
※動画には受講生限定のメンバーエリアからアクセスできます。
さらなるアウトプットをしたい方へ
アドバンスドなチャレンジをしたい方向けに、特別な問題を用意しています。
学長からフィードバックいたしますので、ぜひ挑戦してみてください。
あわせて学長との面談を活用して、疑問質問など追加の質問もしてみてください!
▶アドバンスト問題はこちら
参考テキスト
鈴木竜太・服部泰宏(2019)『組織行動: 組織の中に人間行動を探る』有斐閣.
講義の内容の,大学院レベルの知識をインプットしたい方は,服部泰宏(2020)『組織行動論の考え方,使い方』(有斐閣)をあわせて参照してください。