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フランチャイズ

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フランチャイズ

Franchise model

  • ブランドや業務ノウハウなどを一式のパッケージ「業態」にして提供し、それを別の事業者が活用して事業を行う形態。業態を提供する側をフランチャイザーと言い、それを使って事業を行う側をフランチャイジーという。
  • 本部はパッケージのほか、共同での調達機能や、物流機能、管理システムなどを提供する。対価として、定額あるいは売り上げの〇%を手にする。

双方にとって、足りない資源を補ってもらって成長できる事業システムである。

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フランチャイズとは

 ラーメン屋のチェーン店を展開していて、手元に資金が50万円しかないとします。当然、この資金では次の店舗を立ち上げることはできません。そんなときに使うビジネスモデルがフランチャイズです。本部には資金がなくとも、競争力ある商品、店舗コンセプト、サプライチェーンなどが整っていれば、それをパッケージとして提供することで、拡大を目指せるのです。

 フランチャイジー側にもメリットはあります。自分で1からビジネスを立ち上げなくとも、すでに成功しているビジネスモデルを借りて、事業をスタートさせられるからです。

 契約上の縛りをどれくらいきつくするか、また対価(ロイヤリティー)をどれくらい求めるかには非常に大きな幅があります。一般に、成功確率の高い=競争力の高いチェーンほど、フランチャイジーに対して強気の交渉ができることから、ロイヤリティーは高率に設定される傾向にあります。双方に利益のある上手なバランスの発見がフランチャイズ発展の鍵となります。

事例紹介

ECCジュニア

■1962年に創業したECCが1980年より展開する子供向け英語塾ECCジュニアは、主婦が自宅を使って英会話スクールを開講する、という仕組みを構築し、フランチャイズ方式で日本全国を席巻しました。

■英会話を教える場所は、自宅であるため企業側の設備投資が少なく済み、また英会話を教える主婦を雇用するわけでもないので講師の人件費もかかりません。

■また、フランチャイジー側の主婦としてもパート代ほどの収入が得られればよく、生徒も幼児から中学生までであるため資格不要のハードルの低さもメリットです。

■このようにフランチャイズ方式のメリットを企業と働き手の双方が最大限享受でき、子育てやWワークなどと並行できる多様な働き方にも対応しているため、英会話塾業界で躍進しました。

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