フォロワーシップは、企業一丸となって目標を達成するために必要な考え方です。
フォロワーシップを理解し、浸透させることで、企業全体がチームとして強くなっていきます。
そこで、今回の記事ではフォロワーシップの意味や育成のポイントについて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
フォロワーシップとは
フォロワーシップ（followership）は、リーダーシップ（leadership）と対比される概念であり、組織やグループのメンバーがリーダーに対してどのように関与し、サポートし、指導されるかを指します。
単なる従順さや指示に従うことだけではなく、主体性や創造性、柔軟性、問題解決能力なども含まれる概念です。
フォロワーシップの重要な要素には、信頼関係、コミュニケーション、協力、責任感、自己統制、学習意欲などがあります。
フォロワーシップが浸透すると、リーダーとの良好な関係や組織内の協力関係を築き、目標達成に向けた成果を生み出すことができます。
フォロワーシップとリーダーシップの違い
フォロワーシップ（followership）とリーダーシップ（leadership）は、組織やグループ内で異なる役割や機能を持つ概念です。
リーダーシップは、組織やグループのメンバーを導き、方向性を示し、目標を達成するために行動する能力を指します。
他の人々を指導し、組織内の変化を促進する力です。
ビジョンの設定、目標の策定、戦略の立案、意思決定の実行などの要素を含みます。
一方でフォロワーシップは、組織やグループのリーダーに対して従順であり、指示やビジョンに従い、サポートする能力や態度を指します。
リーダーシップとフォロワーシップは相互に関連しており、組織やグループの成功には両方が必要です。
リーダーはビジョンを示し、リーダーシップの力を行使して他のメンバーを導きます。
一方、フォロワーシップは、リーダーの指導に従い、サポートすることで組織の目標を達成します。
リーダーシップとフォロワーシップは、組織やグループの効果的な機能において相互補完的な役割を果たす重要な要素です。
企業にとってフォロワーシップが重要な理由
企業にとってフォロワーシップが重要な理由として、以下の6つが挙げられます。
- 目標の達成
- チームワークの向上
- 主体性の育成
- 持続的な成長と発展
- モチベーションとエンゲージメントの向上
- リーダーの成長と発展
それぞれにどのように影響を与えるのか、以下で解説します。
目標の達成
フォロワーシップは、組織の目標を達成するための重要な要素です。
フォロワーたちはリーダーのビジョンや目標に共感し、リーダーシップに従って行動します。
フォロワーシップが強化されると、組織全体が一つの方向に向かって努力し、目標達成に向けた取り組みが加速されます。
チームワークの向上
フォロワーシップは、チームワークと協力を促進する役割を果たします。
フォロワーたちは互いに支え合い、リーダーシップの下で協力して業務を遂行します。
組織内の協力的な文化が育まれると、情報共有や意見交換が活発化し、チームのパフォーマンスが向上します。
主体性の育成
フォロワーシップは主体性と創造性を促進します。
フォロワーたちは自ら考え、イノベーションや改善の機会を追求するようになるのです。
リーダーの指示に従うだけでなく、主体的に問題解決やプロジェクトへの取り組みを行い、新たなアイデアやアプローチを提案します。
フォロワーシップの存在により、組織は柔軟性と競争力を高めることができます。
持続的な成長と発展
フォロワーシップは組織の持続的な成長と発展に欠かせません。
フォロワーシップが育まれると、組織全体がリーダーシップの負担を分担し、リーダーの負荷を軽減することができます。
また、フォロワーシップはリーダーの育成や後継者の発掘にもつながります。
組織がフォロワーシップを奨励し、メンバーの成長を支援することで、持続的な成功と組織の継続的な発展が可能になるのです。
モチベーションとエンゲージメントの向上
フォロワーシップが存在する組織では、メンバーがよりモチベーションを高め、組織へのエンゲージメントが向上します。
フォロワーシップは、メンバーが目標に共感し、自身の役割や貢献が重要であると感じることを促します。
その結果、メンバーはより一体感を持ち、組織の成功に向けて積極的に行動できるようになるのです。
リーダーの成長と発展
フォロワーシップが存在する環境では、リーダー自身も成長し、発展する機会が得られます。
フォロワーシップによってリーダーはフィードバックや意見を受け取り、自身のリーダーシップスタイルやアプローチの改善が可能です。
また、フォロワーシップの育成や支援を通じて、リーダーはリーダーシップのスキルをより磨くことができます。
フォロワーシップが注目される背景
フォロワーシップの概念自体は、古くからある考え方です。
昨今になって注目された理由として、以下の3つがあります。
- 多様性と包摂性
- 組織文化の形成
- リーダーの発掘と育成
それぞれの背景について、以下で具体的に解説します。
多様性と包摂性
昨今では、多様性と包摂性が組織内で重視されるようになっています。
組織は異なるバックグラウンドや視点を持つメンバーを受け入れ、活用する必要があるからです。
フォロワーシップの存在は、多様な意見やアイデアを尊重し、包摂的な環境を創り出すことにつながります。
フォロワーシップを奨励することで、個々のメンバーが自己表現し、多様性を活かした創造性やイノベーションが生まれます。
組織文化の形成
フォロワーシップは組織の文化形成にも重要な役割を果たします。
フォロワーシップを奨励する組織では、自己責任や協力が重視され、信頼と尊重が共有される文化が醸成されていくのです。
このような文化は、組織の一員としての誇りや結束感を高め、メンバーの満足度と組織への忠誠心を向上させます。
リーダーの発掘と育成
フォロワーシップを重視する組織は、リーダーシップの発掘と育成に注力します。
フォロワーたちは自身のリーダーシップの潜在能力を開花させ、組織内でのリーダーの役割を果たす機会を得られるようになるのです。
フォロワーシップの促進は、組織内でのリーダーの多様性と持続性を確保する上で重要な要素となります。
フォロワーシップを発揮するポイント
フォロワーシップを発揮するためには、いくつかのポイントを抑えておかなければいけません。
フォロワーシップ力を高めるためにも、以下のポイントを参考にしてください。
主体性を持つ
フォロワーシップを発揮するためには、自身の役割や責任を真剣に受け止め、主体的に行動することが重要です。
自ら考え、イニシアチブを取り、リーダーシップに対して積極的なサポートや貢献をする姿勢を持ちましょう。
目標とビジョンに共感する
フォロワーシップはリーダーのビジョンや目標に共感し、それを実現するために行動することを意味します。
そのため、組織やチームの目標を理解し、自身の役割がその達成にどのように貢献できるかを明確にしましょう。
目標に向かって自身の意識と行動を整えることが重要です。
チームワークと協力を重視する
フォロワーシップは単独の努力だけではなく、チームワークと協力を重視します。
他のメンバーと協力し、相互支援の文化を築くことで、組織全体の成果を最大化することができます。
意見を尊重し、他のメンバーとのコミュニケーションや協働に積極的に参加しましょう。
自己成長と学習意欲を持つ
フォロワーシップを発揮するためには、自己成長と学習意欲を持つことが重要です。
自身のスキルや知識を向上させ、組織のニーズに応えるために努力しましょう。
自己啓発の機会を探し、フィードバックを受け入れ、反省と改善を行うことで、フォロワーシップの質を高めることができます。
倫理的な行動を実践する
フォロワーシップは倫理的な行動を実践することも求められます。
そのため組織のルールや倫理規範に則り、誠実さや信頼性を持って行動しましょう。
他のメンバーへの配慮や公正な判断を行い、組織全体の利益を最優先とすることが重要です。
倫理的なフォロワーシップは、信頼関係の構築と組織の評判の維持に貢献します。
コミュニケーションスキルを磨く
フォロワーシップを発揮するためには、効果的なコミュニケーションスキルが必要です。
自身の意見や考えを明確に伝え、他のメンバーやリーダーとのコミュニケーションを円滑に行います。
適切なフィードバックを提供し、問題や課題に対して建設的な解決策を提案する能力を養いましょう。
リーダーシップをサポートする態度を持つ
フォロワーシップは、リーダーをサポートする態度を持つことも重要です。
リーダーの指示や決定に対して協力的で支持的な態度を示し、リーダーのビジョンや目標を実現するために積極的に協力しましょう。
リーダーシップを補完する役割を果たし、組織全体の成果に貢献することが求められます。
フィードバックを受け入れる姿勢を持つ
フォロワーシップを発揮する上で、フィードバックを受け入れる姿勢を持つことは重要です。
他のメンバーやリーダーからのフィードバックを真摯に受け止め、成長や改善のために活かしましょう。
自身の弱点や課題に向き合い、継続的な成長を追求することがフォロワーシップの一環となります。
フォロワーシップで企業が期待できる効果とは？
フォロワーシップで企業が期待できる効果は、チーム力の強化です。
以下で、具体的にどのような部分が強化されるのかについて解説します。
チームの効果的な運営
フォロワーシップはチームの効果的な運営に貢献します。
フォロワーたちは自己の役割や責任を理解し、主体的に行動することで、チーム全体の目標達成に向けた連携と協力を促進します。
メンバーが自己主導的に問題を解決し、イニシアチブを取ることで、チームの生産性とパフォーマンスが向上するでしょう。
リーダーの負担軽減
フォロワーシップはリーダーの負担を軽減します。
フォロワーたちが自身の役割を理解し、自己管理能力を高めることで、リーダーがすべての決定や指示を行う必要がなくなるからです。
フォロワーたちが自ら判断し、責任を持つことで、リーダーはより戦略的な活動やビジョンの推進に集中できます。
チームメンバーのモチベーション向上
フォロワーシップはチームメンバーのモチベーション向上に寄与します。
フォロワーシップを発揮する環境では、メンバーが自身の貢献や成長の意義を実感し、組織の目標に共感します。
自己成長の機会や自己表現の場を与えられることで、メンバーは自己実現の欲求を満たし、より意欲的に働くようになるでしょう。
チームの創造性とイノベーション
フォロワーシップはチームの創造性とイノベーションを促進します。
フォロワーたちは自己のアイデアや視点を積極的に提案し、チーム内での意見交換や知識共有を行います。
多様な視点やアイデアが組織に取り入れられることで、新たなアプローチや解決策が生まれ、組織の競争力や成長に繋がります。
組織の持続的な成長
フォロワーシップの発揮により、組織は持続的な成長を実現できます。
フォロワーシップは組織内のリーダーシップの強化や組織文化の形成に貢献し、組織全体の方向性や目標の達成に向けた取り組みを促進します。
フォロワーたちが主体的に行動し、リーダーと協力して組織のビジョンを実現することで、組織は競争力を高め、持続的な成功を収めることができます。
リーダーシップの育成
フォロワーシップの発揮は、リーダーシップの育成にも寄与します。
フォロワーたちは主体的に行動し、リーダーをサポートする役割を果たすことで、リーダーシップの重要性やスキルを理解する機会を得ます。
また、フォロワーたちの成長や自己実現に注力するリーダーは、信頼を築きながらリーダーシップの質を向上させられるでしょう。
組織内の信頼関係の構築
フォロワーシップの発揮は、組織内の信頼関係の構築に寄与します。
フォロワーたちはリーダーに対して信頼を置き、リーダーもフォロワーたちを信頼する関係が形成されます。
信頼関係が築かれることで、コミュニケーションが円滑に行われ、意思決定や問題解決が効果的に行われるようになるでしょう。
フォロワーシップの5タイプ
フォロワーシップは、以下の5つのタイプに分かれます。
- 順応型
- 孤立型
- 模範型
- 実務型
- 消極型
それぞれのタイプについて解説します。
順応型
フォロワーシップの順応型（Adaptive Followership）とは、フォロワーが変化や不確実性のある状況に適応し、柔軟に行動する能力を指す概念です。
順応型のフォロワーシップは、リーダーシップに対する応答としてリーダーの指導や影響力を受けながらも、主体的に自己を変化させる能力を持つことを意味します。
順応型のフォロワーシップは、以下の特徴を持ちます。
- フレキシビリティと柔軟性
- 自己管理と自己リーダーシップ
- 変化への積極的な対応
- リーダーシップへの信頼とサポート
順応型のフォロワーシップは、組織やチームの変化において重要な役割を果たします。
リーダーとの相互作用や協力によって、組織全体の変革や成果を推進することができます。
孤立型
フォロワーシップの孤立型（Isolateship）とは、フォロワーが組織やチームから孤立し、他のメンバーやリーダーとの関係性が希薄な状態を指します。
孤立型のフォロワーシップでは、フォロワーが自身の役割や責任に焦点を当てる一方で、協力やコミュニケーションの欠如、リーダーとの距離を感じるなど、組織の他のメンバーやリーダーとの関わりが希薄な状態が特徴です。
孤立型のフォロワーシップには以下のような特徴があります。
- 関係性の希薄さ
- コミュニケーションの欠如
- 自己中心的な行動
- リーダーへの依存
孤立型のフォロワーシップは、組織やチームの効果的な運営に悪影響を及ぼす可能性があります。
模範型
フォロワーシップの模範型（Exemplary Followership）とは、フォロワーが良き模範となり、他のメンバーやリーダーにとっての手本となる行動を示すことを指します。
模範型のフォロワーシップでは、フォロワーが主体的に責任を果たし、高い倫理観や価値観を持ち、組織やチームの成功に積極的に貢献することが特徴です。
模範型のフォロワーシップには以下のような特徴があります。
- 主体性と責任感
- 高い倫理観と価値観
- リーダーシップへの支援と協力
- プロフェッショナリズムと成長意欲
模範型のフォロワーシップが生まれると、組織としても企業としても、大きな成長につながります。
実務型
フォロワーシップの実務型（Pragmatic Followership）とは、フォロワーが実践的なアプローチを通じて組織やチームの目標達成に貢献する能力を指します。
実務型のフォロワーシップでは、フォロワーが具体的なタスクやプロジェクトに焦点を当て、実際の業務において効果的な役割を果たすことが重要です。
実務型のフォロワーシップには以下のような特徴があります。
- タスク遂行の能力
- プラグマティズムと柔軟性
- リーダーのサポートと補完
- 問題解決とイノベーション
実務型のフォロワーシップは、組織やチームの日常業務において重要な役割を果たします。
リーダーシップの指導を受けながらも、自らの役割や責任を適切に果たし、組織の目標達成に向けて実践的な取り組みを行います。
消極型
フォロワーシップの消極型（Passive Followership）とは、フォロワーが消極的な姿勢を示し、リーダーシップに対して無関心である状態を指します。
消極型のフォロワーシップでは、フォロワーが自己主体性を欠き、リーダーの指示に従うことを主とし、自己の意見やアイデアを表現しない傾向があります。
消極型のフォロワーシップには以下のような特徴があります。
- 受動的な姿勢
- リーダーシップへの無関心
- 自己表現の抑制
- リーダー依存
消極型のフォロワーシップは、組織やチームの成果に悪影響を及ぼす可能性があります。
フォロワーシップの具体的な行動例
フォロワーシップは、様々な行動や態度を通じて発揮されます。
以下に、フォロワーシップの具体的な行動例をいくつか挙げます。
小さな行動からフォロワーシップが養われるので、それぞれの項目にあてはまる行動に注目してみましょう。
責任を果たす
フォロワーシップは、自らの役割や責任を認識し、それを果たすことから始まります。
フォロワーは、自身の仕事や任務に対して責任を持ち、期日や品質に対するコミットメントを守ることが重要です。
組織のビジョンや目標に共感する
フォロワーは、組織のビジョンや目標に共感し、それに向かって行動します。
彼らは組織のミッションに対して情熱を持ち、その達成に向けて積極的に貢献します。
積極的なコミュニケーション
フォロワーシップは、効果的なコミュニケーションに基づいて築かれます。
フォロワーはリーダーや他のメンバーとの意思疎通を図り、情報を共有し、協力関係を築きます。
リーダーをサポートする
フォロワーは、リーダーのビジョンや目標を支持し、その実現に向けてサポートします。
彼らはリーダーシップの指示や決定に従い、リーダーの負荷を軽減するために協力します。
プロアクティブな姿勢
フォロワーシップは、自ら進んで行動し、問題解決や改善の機会を見つける姿勢も含みます。
フォロワーは、自己の能力や専門知識を活かし、イニシアチブを取ることで組織やチームの成果に貢献します。
チームワークと協力
フォロワーシップは、チームメンバーとの協力と協調を重視します。
フォロワーは、他のメンバーと協力して課題やプロジェクトを遂行し、共同の目標達成に向けて貢献します。
ポジティブな態度と影響力
フォロワーシップは、ポジティブな態度と影響力を持つことでも表現されます。
フォロワーは、周囲のメンバーに対して良い影響を与え、モチベーションやチームの雰囲気を向上させることが求められます。
自己主張とリーダーシップへのフィードバック
フォロワーシップは、自己主張やリーダーシップへのフィードバックを通じても発揮されます。
フォロワーは自己の意見やアイデアを積極的に表明し、リーダーに対して建設的なフィードバックを提供することで組織やチームの成長に寄与します。
倫理的な行動と信頼性
フォロワーシップは、倫理的な行動と信頼性に基づいています。
フォロワーは倫理的な基準に則り行動し、他のメンバーや組織から信頼される存在となります。
フォロワーシップを育成するポイント
フォロワーシップを育成するためには、6つのポイントを意識しましょう。
それぞれのポイントを意識していくことで、一人ひとりのフォロワーシップが向上していきます。
役割モデルの提供
リーダーや上司が、フォロワーシップの良いモデルとなることが重要です。
彼らは自身の行動や態度を通じて、フォロワーシップの価値を示し、他のメンバーに影響を与えることが求められます。
パートナーシップの構築
フォロワーシップを育成するためには、リーダーとフォロワーの間に信頼と協力の関係を築く必要があります。
リーダーはフォロワーを尊重し、彼らの意見やアイデアを重視することで、パートナーシップを強化します。
目標とビジョンの共有
フォロワーシップを育成するためには、組織やチームの目標とビジョンを明確に伝えることが重要です。
フォロワーは組織の方向性を理解し、その目標に向かって自身の役割を果たす意識を持つことが求められます。
コミュニケーションの促進
効果的なコミュニケーションはフォロワーシップの発展に不可欠です。
リーダーはオープンなコミュニケーション環境を促し、フォロワーが意見やフィードバックを自由に発信できる状況を作り出すことが重要です。
自己成長の機会の提供
フォロワーシップを育成するためには、フォロワーの自己成長を促す機会を提供することが必要です。
リーダーはフォロワーの強みや興味に応じた挑戦的なタスクやプロジェクトを与え、スキルや能力の向上を支援します。
フィードバックと評価の重視
フォロワーシップの成長には、フィードバックと評価の重要性があります。
リーダーはフォロワーに対して定期的なフィードバックを提供し、彼らの成果や成長を評価することで、フォロワーシップの向上を促します。
フォロワーシップを導入・浸透させるためのポイント
フォロワーシップは、育成するだけでは浸透しません。
企業にとって重要なのは、フォロワーシップを育成するだけではなく、社内に浸透させることです。
浸透させるためのポイントとして、以下を意識しましょう。
- リーダーシップの啓蒙と教育
- ビジョンの共有
- パートナーシップと信頼の
- 役割モデルの提供
- コミュニケーションの促進
- 自己成長と学習の機会の提供
- 影響力の育成
- 報酬と認知の提供
- フォロワーシップのネットワークの構築
- 継続的な評価と改善
フォロワーシップのような概念は、導入しただけで自然に広まっていくものではありません。
継続と改善を繰り返しながら、浸透させていきましょう。
まとめ
フォロワーシップを実践し浸透させれば、チームの成果・企業の成果を最大化できます。
組織は一人ではまわらないので、力を最大化するためにはフォロワーシップの考え方が重要です。
今回の記事を参考にフォロワーシップに対して理解した上で、ぜひ自社に導入してみてください。
著者・監修者
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1982年生。経営学者／やさしいビジネススクール学長／YouTuber／東京大学 経済学博士
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専門は、経営戦略論・イノベーション・マネジメント、国際経営。
「アカデミーの力を社会に」をライフワークに据え、日本のビジネス力の底上げと、学術知による社会課題の解決を目指す。
「やさしいビジネススクール」を中心に、YouTube・研修・講演・コンサル・著作等で経営知識の普及に尽力中。
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