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顧客の声:秋吉りょうこさん

秋吉りょうこさん
目次

レベルの高い講義をマイペースで学べる楽しさ志の高い仲間との交流からサークル立ち上げ

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やさしいビジネススクール(以下やさビ)では、科目の講義ごとに設定された確認問題を解き、合計8点で1単位取得となる「単位認定制度」を実施しています。
10単位以上の単位取得者には、認定証と記念品を贈呈する「単位認定マスター制度」がスタートしました。

イギリス在住の秋吉りょうこさん(以下秋吉さん)が、この度20単位を獲得して「やさしいビジネススクール認定経営マスター シルバー」となりました。秋吉さんにやさビに入学したきっかけや印象的な講義、今後のキャリアについてお聞きしました。(インタビュー実施 2024/9月)

まっさらな気持ちで経営学を学ぼうと決意

秋吉さんはどんなきっかけでやさビを知りましたか?

私はイギリスに来る前は、外資系IT企業の日本支社でマーケティングを担当していました。3年前に家族の事情でイギリスに住むことになり、日本でのキャリアから離れ、何をしようかと考えた時に、まっさらな気持ちで経営やビジネスのことを学びたいと思いました。

ある時、中川学長の講義をオンラインで受講する機会があり、とてもわかりやすい講義と、大学の先生っぽくない雰囲気が印象に残り、思い切ってやさビに入会しました。

やさビは、選りすぐりの先生たちの講義ばかりで、大学の学部や大学院レベルの内容を、わかりやすく講義されているのが素晴らしいと感じています。

自分の可能性が広がったやさビの講義

印象的な講義はありましたか?

佐々木 寿記先生の「コーポレート・ファイナンス」や細田高道先生の「オペレーションズ・マネジメント」服部泰宏先生の「組織行動論」です。もともと仕事で従事していたマーケティング分野ではなく、0から学ぶ講義を選んで受講しました。
最初は難しいかな?と思いつつも、自分の可能性を広げるために頑張ってついていこうと受講を進めていきました。これらの講座は、実務では全く触れていなかった分野だったので、体系的なアカデミックな視点から話が聞けるのがとても新鮮で、私にとって成長の糧となっています。

直接先生方にアドバンスト問題(旧学修シート)を見ていただき、フィードバックをいただいたことも学修のモチベーションアップにつながりました。

「コーポレート・ファイナンス」は難しいと言われている科目の一つです。この科目で、どんな気づきや学びがありましたか?

「コーポレート・ファイナンス」の講義にあった「投資プロジェクトの現在価値を求める」、「NPVを出計算する」などの基本的な考え方を改めて知ることができました。

マーケティングの仕事では、予算をもらって、 施策を行う際の発注などでお金を使います。ソフトウェアを扱っていたので、利益というよりはトップラインにフォーカスするマーケティング実務でしたが、現在価値を割り引いて投資対効果をはかることまではありませんでした。

一般的には、企業でプロジェクトや投資を行う時は、限りあるリソースを使うために評価をする必要がある。その1つの方法が将来のキャッシュフローを予測し現在価値に割り引いて考えることだと理解しました。

さまざまな企業の中長期経営計画や、投資計画を見ると、投資家目線での期待リターンと企業が創出するキャッシュフローを合わせて考えることなどが実感できました。今後は複数の視点から企業の活動を捉えていくことができそうです。

やさビで学ぶ中で、ご自身に変化はありましたか?

やさビの複数の講義を受けたことで、講義間の関連性が理解できて、自分の引き出しの中身が増えました。

例えば誰かに説明する時に、●●先生が話していたことと、●●先生の言っていたことを結びつけて説明できるかな?と考えるようになりました。

やさビで習ったことと、他のことを組み合わせた分析や、講義で学んだ知識を活かした表現ができるようになったと思います。

時々、中川学長が会員コミュニティ内で、今の世の中で起こっている事象を問いかけてくださいますよね?

今まではなんとなく、いい、悪いと感覚で答えていたようなことが、講義で習ったことを思い出して、その問いについて自分なりの考察を深めています。

また、受講した講義のポイントをノートにまとめて、後で読み返してみると「なるほど!」と思うことも多いですね。実は……学生時代は先生が板書書きをする授業が好きではありませんでした。授業中はぼーっと過ごし、家に帰ってから一人で黙々と教科書を読んで、授業内容をまとめていました。その方が理解が深まったからです。やさビは、好きな講義はどんどん進めていけばよいですし、興味が湧かない内容かなと思ったら一度離れてもいいので、自分のペースで知識を積み上げて深めていけるのが私には気楽だしとてもあっています。
海外でも時差を気にせずに、何回もオンラインで好きな時間に学べることも大きいです。

向上心のある会員との交流 サークル立ち上げへ

勉強会やサークルなど、会員交流を積極的にされているとお聞きしています。会員同士の交流から得たことはありますか?

やさビでは、有志のサークル活動や勉強会がたくさん開催されているので、 時間が許す限り、参加しています。アカウンティングの勉強会や、講義動画を観る会には、学びに対してとても熱意を持った方々が参加されています。 

ある勉強会に日本の大企業に勤めている方が参加されていました。その方とある講義の内容に対する意見が一致して、やりとりが始まりました。

その方はとても話が上手で、ご自身の経験から考えられた学びについて、とても熱く語られる方です。
私は外資系企業時代、資料の内容が良ければ、プレゼンなどでの説明は、ぼそぼそ声で適当に話しててもいいだろうと思っていました。
その方はパワーポイントを出来る限りシンプルにし、ぐいぐい引き込まれる熱量の高いストーリーテリングをされていました。私は話し方一つで気持ちをこんなにも動かすものなんだと感動しました。

また、地方創生に尽力される経済アナリストの方、お医者様で経営を学ばれている方など、これまでの自分のネットワークでは出会えない方のお話は魅力的です。その方々やいろんな職種や立場のやさビ会員との出会いに刺激されて、サークル「チェンジ&イノベーション部」を立ち上げました。今後はリーダーシップのテーマも取り込んでいきたいと考えているところです。

チェンジ&イノベーション部

やさビの海外勢の力を結集!チェンジ&イノベーションをコアテーマとし、月1回オンラインで集まり、各回のアジェンダに関する経験の共有、相互ディスカッション、海外事例共有などを行っています。

ニコニコ動画 やさビ第2キャンパス「中川先生の経営学はじめの一歩」で、サークルの発表動画を観ることができます。
https://ch.nicovideo.jp/yasabi

「チェンジ&イノベーション部」で印象的な方はいますか?

サークルに大手食品系企業の研究・マネージャー職に就かれている方がいます。いろいろな国の機関に出向して、R&D(研究開発)をいかに経営や会社の成果価値に結び付けていくかを考える、高い視座を持った方です。

私が行っている別の勉強で、国際的な企業の経営戦略を考える宿題がでました。その際にその方にヒアリング協力をお願いしました。

どのように日本企業としてアジアに進出されているか、アジア進出されたらどのように市場に浸透されていくか、現地の企業とどんな風に組んでいかれるか、どのように現地の食品文化とあわせていくかなどを、ヒアリングさせていただのですが、現場感が手に取るように浮かぶお話に、自分1人では想像できないの学びを得ることができました。

ヒアリングを気さくに引き受けてくださったことに、とても感謝しています。
やさビには素晴らしい方が集まっていることをますます実感しました。

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今後のキャリアを考える指針となった講義

今後のキャリアを考える際に参考にされた講義があるとお聞きしました。

やさビにはキャリアを考える上で役に立つ講義がたくさんあると思います。

特に石山恒貴先生の「人事研究最前線」で話された「越境学習」や、太田肇先生の「個人を活かす組織論」「メンバーシップ型雇用」と「ジョブ型雇用」は、私のキャリアを考える上での大きな指針になっています。

石山先生が、日本企業のシニア世代の働き方について「窓際で静かに定年を迎えて会社を去っていくのが今までの働き方だったが、これからはプロフェッショナル、スペシャリティを持って個人事業主的マインドで活動し続ければいいのではないか?」と仰っていました。多くの日本企業に勤める社員は企業への帰属意識が強いと感じますが、私自身、そこを1歩乗り越えて、個人で「どういう価値を社会に提供できるか」をより強く考えるようになりました。

企業への再就職が目的ではなく、個人として「世の中にどんな価値を提供できるか?」「何が必要とされているのか?」を、中川学長から教えていただいた「Will・Can・Do」を整理するフレームワークの観点などを活かして深く考えて、日本に戻った際には、自分で考え出した理想の働き方をしたいと思います。

中川学長がアカデミックなところから、起業して、資金調達も達成されて、どんどん事業を拡大されている現在進行形の実践者であることに、とても勇気づけられています。やさビで知り合った生徒さんの中にも、個人事業主から会社を立ち上げた方もいて、憧れます。

これからやさビに期待すること

これからのやさビに期待することがあれば教えてください

ニュースでM&Aや、企業や業界の再編についてよく目にします。
日本市場でも、これからは1社だけで立っていくのは、なかなか難しいと感じます。

日本でも世界でも90%以上が中小企業だと聞きます。日本の中小企業がどのように生き延びていくか、成長していくかに、私はとても興味があります。

業界を超えた資本、業務提携、儲かってる事業を切り出してどんな風に独立性を高めるか、いろいろな再編のやり方があると思っているので、ぜひやさビで、コーポレートファインナンスの続編として事業再編やM&Aの基礎を学べたらうれしいです。

インタビュー内で紹介された講義

コーポレート・ファイナンス(佐々木 寿記)

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組織行動論(服部泰宏)

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人事研究最前線(石山恒貴)

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個人を活かす組織論(太田肇)

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オペレーションズ・マネジメント(細田高道)

 
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