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石山 恒貴(法政大学)

所属・職種

石山 恒貴 (いしやま のぶたか)

所属:法政大学 大学院政策創造研究科
職種:教授(博士)

講師プロフィール

研究領域は経営学、越境学習(越境的学習)、実践共同体、キャリア開発、タレントマネジメント、ジョブ・クラフティング、人的資源管理 、組織内専門人材、ワーケーション 。
法政大学大学院政策創造研究科教授(博士)

目次

講義の案内

越境学習

越境学習とは、自分が慣れ親しんでいる場であるホームと、見知らぬ場で居心地が悪いが刺激があるアウェイとを行き来することで、自分の前提、固定観念などを見直すことができる学びを意味します。本講義では、なぜ今、越境学習が注目されているのか、その効果、第一歩としての始め方、その学びの組織への還元について考えていきます。

専門分野及び関連分野

経営学,パラレルキャリア サードプレイス 実践共同体 ジョブ・クラフティング タレントマネジメント 組織行動 キャリア権 越境的学習 組織内専門人材 キャリア 人的資源管理 越境学習

出版物(著書・訳書・監修書など)

全ての出版物

カゴメの人事改革: 戦略人事とサステナブル人事による人的資本経営

石山 恒貴 (著),有沢 正人 (著)

カゴメの“生き方改革”の真髄がわかる決定版解説書がついに出版! ◆本書は単なるカゴメの成功ストーリーではありません。施策の背景、意図、つながりを深堀りした本書を読めば、改革の本質が理解でき、他の組織でも十分応用可能となります。 ◆人材への注目が高まるいま、多くの組織が直面する課題に応える一冊です。 ◆図表や多様なテーマの対談を豊富に収録!

なぜカゴメは改革を実現できたのか? 明快な解説による実践へのヒントがちりばめられた一冊!

第1章 戦略人事とサステナブル人事

第2章 有沢哲学が生まれるまで

第3章 カゴメの人事改革の背景

第4章 カゴメの戦略人事改革

第5章 カゴメの生き方改革(サステナブル人事の実現)

第6章 コーポレートガバナンス・コードを人事改革にいかす

第7章 CHROに求められる経験・能力

第8章 人事改革の原則

越境学習入門

石山恒貴 (著), 伊達洋駆 (著)

越境学習とは 〝冒険者〞を育てる学習のメカニズムである

日本企業にはイノベーションが足りない、と言われるようになって久しい。 足りないイノベーションを求め、多くの企業で毎日のように会議が行われている。 だが、足りないのは、イノベーションではなく、〝冒険〞なのではないだろうか。 「冒険だなんて、中二病じゃあるまいし…」と笑わずに聞いてほしい。

未知なる領域に足を入れ、思いもよらないような出会いをしたり、 これまでの常識が通じない世界で、自分の意外な能力に目覚めたり、 仲間と共に困難を乗り越える経験を通して、新たな智恵を授かったり、 広い世界を知ることで、自らの新たな使命に気づいたりする〝冒険〞。 トラブルに巻き込まれて道に迷ったり、 リスクを取って挑戦してみたものの、大失敗したり、 想定外のことばかり起きる〝冒険〞。 苦い現実と格闘し、泥沼を夢中で進んでいった先に見える新しい世界、新しい道、 新しい自分、なにか新しいものを手に入れる〝冒険〟。 ドキドキハラハラする…からこそ、ワクワクする〝冒険〟

日本企業に足りないのは、そんな〝冒険〟であり、 冒険する力を備えた〝冒険者たち〟ではないか。 そして、境界を超え、冒険に身を投じる力、冒険を楽しむ力、冒険し続ける力を持った 冒険者たちを育てるプロセスこそ越境学習なのではないか。 それが、働く人たちを対象とした越境学習の研究を通して、我々が見出した仮説だ。

本書は、企業がどうすれば〝冒険者たち〟を育て、 その力を企業が前進する力にできるのかを、 企業における越境学習の研究を通して著したものである。 ただし、〝冒険者たち〟と共に進む道は、これまで歩んできた道から外れ、 行く先も分からない道なき道になる…かもしれない。 そんな〝冒険者たち〟と共に自らも〝冒険者〟となる覚悟のある方にこそ、 この『越境学習入門』を勧めたい。

越境学習の世界へようこそ

越境学習とは、個人にとって居心地のよい慣れた場所であるホームと、居心地が悪く慣れない場所だがその分刺激に満ちているアウェイとを往還する(行き来する)ことによる学びです。越境学習者は、アウェイで違和感を抱き、葛藤や無力感、もどかしさを味わいますが、それを乗り越えた結果、前提を疑い、不確実な状態に耐えられようになります。

つまり、越境学習とは冒険者を育てる学習のメカニズムなのです。

近年では、越境学習に多くの企業が注目していますが、そのプロセス、全体像は明らかになっていませんでした。

本書は、多くの越境学習者への詳細な調査に基づき、その全体像を解説し、企業と個人が越境学習を開始・実践する方法を詳細に提案します。

【目次】 序 章 ホームとアウェイを行き来する 第1章 越境学習とはなにか 第2章 なぜ今、越境学習なのか 第3章 越境学習でなにが起きているのか 第4章 「越境」人材を組織に活かす 第5章 ケーススタディ

近年の論文

全ての論文

Interaction between individual and collective learning in an entrepreneurial setting: case study of SoftBank Academia in JapanIkutaro Enatsu, Masato Horio, Nobutaka IshiyamaAsia Pacific Business Review 1-23 2022年11月9日

省察(リフレクション)で新たな気づきをもたらす越境学習の効果とは石山 恒貴日本糖尿病教育・看護学会誌 26(1) 73-77 2022年6月30日  招待有り

組織を越えたデベロップメンタル・ネットワークにおける社会人メンターの参画動機と獲得利益 : 大学生プロテジェを支援するメンタリング・プロセスに着目して—Motivation and Benefits for Mentoring of Adult Mentors in a Cross-Boundary Developmental Network : Focusing on the Mentoring Process that Supports University Student Proteges谷口ちさ, 石山恒貴23(2) 79-89 2022年3月  査読有り

The impact of the talent management mechanism and self-perceived talent status on work engagement: the case of JapanNobutaka IshiyamaAsia Pacific Business Review 28(4) 536-554 2022年  査読有り

サードプレイス概念の拡張の検討 : サービス供給主体としてのサードプレイスの可能性と課題 (特集 ライフキャリアとサードプレイス)石山 恒貴日本労働研究雑誌 63(7) 4-17 2021年7月  招待有り

役職定年制と定年再雇用対象者におけるワーク・エンゲイジメントの実態と規定要因石山 恒貴, 高尾 真紀子日本労務学会誌 = Japan journal of personnel and labor research 21(3) 43-62 2021年5月

地方自治体による民間人材の公募型副業モデルにおける知識の統合 -広島県福山市と3道県3市町村の分析-平田朗子, 石山恒貴, 森隆広, 中村啓悟地域活性研究 14 11-20 2021年3月  査読有り

Effect of career adaptability on subjective well-being of middle-aged and older employeesMakiko Takao, Nobutaka IshiyamaSustainability (Switzerland) 13(5) 1-15 2021年3月1日  査読有り

雇用によらない働き方におけるワーク・エンゲイジメントの規定要因 : 雇用者とフリーランスの比較分析 (特集 新たな労働市場における労働保険の役割)石山 恒貴日本労働研究雑誌 63(1) 67-87 2021年1月  査読有り

特集 越境概念における組織内外の「意味の交渉」 : 多次元化された自己の認知と葛藤石山 恒貴経営行動科学 = Japanese journal of administrative science 32(1) 11-28 2020年10月  査読有り招待有り筆頭著者

職場の人間関係が中高年正社員の職務パフォーマンスに与える影響 : 居場所役割感の媒介効果に着目して田中 聡, 石山 恒貴人材育成研究 : 人材育成学会機関誌 15(1) 3-16 2020年3月  査読有り

日本型ワーケーションの効果と課題-定義と分類、およびステークホルダーへの影響-田中敦, 石山恒貴日本国際観光学会論文集 27 113-122 2020年3月  査読有り

委員歴

全ての委員歴

2021年7月 – 現在日本労務学会 副会長

2020年4月 – 現在経営行動科学学会 機関誌『経営行動科学』編集委員(シニアエディター)

2020年4月 – 現在人材育成学会 人材育成学会機関誌「人材育成研究」編集委員

2020年4月 – 現在人材育成学会 常任理事

2018年9月 – 現在フリーランス協会 アドバイザリーボード

2018年4月 – 現在早稲田大学 大学総合研究センター 招聘研究員

2014年 – 現在法政大学 地域研究センターアドバイザー委員

2022年4月 – 2025年3月産業・組織心理学会 産業・組織心理学会理事

2022年4月 – 2025年3月産業・組織心理学会 理事

2021年4月 – 2024年3月経営関連学会協議会 副理事長補佐

受賞

2022年10月『組織科学』2022年度 ベストレフェリー賞 組織学会

2022年10月日本の人事部「HRアワード2022」書籍部門最優秀賞(『越境学習入門』) 日本の人事部石山恒貴・伊達洋駆

2021年11月日本キャリア・カウンセリング学会第 25 回大会 個人研究・事例発表「奨励賞」 日本キャリア・カウンセリング学会谷口ちさ・石山恒貴

2021年3月経営行動科学学会優秀研究賞(JAASアワード) 日本企業のタレントマネジメント 経営行動科学学会

2020年9月日本の人事部「HRアワード2020」書籍部門入賞(『日本企業のタレントマネジメント』)

2019年9月日本の人事部「HRアワード2019」書籍部門入賞(『40代からの仕事術』)

2018年12月人材育成学会論文賞 大学生のアルバイト経験が職業能力とジェネリックスキルに与える影響 人材育成学会

2018年9月日本の人事部「HRアワード2018」書籍部門入賞(『越境的学習のメカニズム』)

2016年12月人材育成学会奨励賞 インストラクショナルデザイン理論に基づくインターンシッププログラムの学習効果 人材育成学会

2016年9月日本の人事部HRアワード2016書籍部門ノミネート(パラレルキャリアを始めよう!)

2009年8月第61回全国能率大会第Ⅱ部論文発表大会優秀論文 全日本能率連盟

所属学協会

2019年 – 現在キャリアデザイン学会

2016年 – 現在地域活性学会

2016年 – 現在組織学会

2016年 – 現在産業・組織心理学会

2014年11月 – 現在日本キャリア・カウンセリング学会

2010年10月 – 現在日本労務学会

2006年12月 – 現在経営行動科学学会

2006年12月 – 現在人材育成学会

その他の連絡事項

石山先生のプロフィール

目次