池田めぐみ(東京大学)
講師プロフィール
東京大学社会科学研究所附属 社会調査・データアーカイブ研究センター 助教
2019年に東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。博士(学際情報学)。東京大学大学院情報学環、特任研究員を経て2020年より現職。主な研究テーマは、職場のレジリエンス、若年労働者の職場での成長。
講義の案内
人材育成論
ビジネスパーソンとしてキャリアを歩んでいく過程では、様々な学習が必要かと思います。まずは、1人前になるために、仕事のやり方を学ぶ必要があるかもしれません。新しい仕事をはじめた時には、学び直しをすることも大切です。また、自身のキャリア開発を行う上でも、個人のキャリアを取り巻く状況についての学習や、新たなスキルの獲得が欠かせません。あるいは、自分が上司になれば、部下の学びのサポートをする必要があるでしょう。「人材育成論」では、そんな仕事人生を歩んでいく上で切り離せない、「学び」の質を高める方法を扱います。
専門分野及び関連分野
組織行動、人的資源管理、チャレンジ・ストレッサー、ジョブ・クラフティング、レジリエンス
経歴
2019年4月 – 2020年3月 東京大学大学院 情報学環 特任研究員
主な出版物(著書・訳書・監修書など)
活躍する若手社員をどう育てるか
田中聡 (著), 池尻良平 (著), 鈴木智之 (著), 城戸楓 (著), 池田めぐみ (著), 土屋裕介 (著), 山内祐平 (編集)
▼活躍する若手社員=「仕事から学び、成長し続ける」若手を育てるにはどうすればいいのか?
▼マイナビと山内研究室(東京大学)の共同研究の成果と提言を発信!
▼企業の人事担当者、若手社員を指導する管理職必見!
労働環境が大きく変化するなか、20代の若手社員が日々の仕事から学び、成長し続けるために、上司、同僚、職場はどのようなサポートができるのだろうか。
本書では株式会社マイナビと東京大学大学院情報学環山内祐平研究室の共同研究によるインタビュー調査・量的調査から、若手社員の「パーソナリティ」と「行動・環境」に注目して得られた実態調査の知見とともに、3つのキー概念=「思考のモデリング」「ジョブ・クラフティング」「心理的居場所感」を用いた人材育成の方法を提案する。
近年の論文
The inverse U-shaped relationship between challenge stressors and workplace learning outcomes: A study of young employees in Japan
Megumi Ikeda
Journal of Workplace Learning 2023年 査読有り
Validation of the Japanese Version of the Revised Version of the Compound Psychological Capital Scale (CPC-12R)
Megumi Ikeda, Kai Hatano, Satoshi Tanaka, Jun Nakahara
Frontiers in Psychology 13 2023年 筆頭著者
日本語版Employee Agility and Resiliency Scale (EARS-J)の 信頼性・妥当性の検討
池田 めぐみ, 城戸楓, 鈴木智之
パーソナリティ研究 2022年 査読有り 筆頭著者
チャレンジストレッサーとヒンドランスストレッサーが若年労働者の業務能力向上と情緒的消耗感に与える影響:レジリエンスの媒介効果に着目して
池田めぐみ, 田中聡, 池尻良平, 城戸楓, 鈴木智之, 土屋裕介, 今井良, 山内祐平
経営行動科学 33(3) 143-156 2022年 査読有り 筆頭著者
若年労働者のジョブ・クラフティングと職場における能力向上
池田めぐみ, 池尻良平,鈴木智之,城戸楓,土屋裕介,今井良,山内祐平
日本教育工学会論文誌 44(2) 2020年 査読有り 筆頭著者
委員歴
2023年4月 2023年度経営行動科学学会年次大会実行委員
参考
池田先生のプロフィールサイト