やさしいビジネススクール学長・中川が、東洋経済オンラインに新刊『エコシステム・ディスラプション』の解説記事を書きました。同書の紹介としてはこちらが2本目となります。なお同書は、米国でいま一番注目されている経営学者ロン・アドナーの著作で、中川はその監訳を務めております。
東洋経済オンラインの記事はこちら
「イオンモールが全国制覇を成し遂げた戦略の秘密」
https://toyokeizai.net/articles/-/618531
アドナー著『エコシステム・ディスラプション』を一読すると、多くの加賀田、これはDX時代の、ボーダーが消えたデジタル空間において有効な経営戦略のように見えるようです。
そうした事例が多く紹介されておりますし、確かにそれは事実なのですが。
エコシステム・ディスラプションの考え方の有効範囲は、とても広いのです。
1.顧客体験の全体像を掴んで、
2.その「総合的な体験」を、企業連合で提案する。
これがエコシステム戦略の骨子であるならば、イオンモールはその代表例であり、日本における最大の成功例だと言えます。
あるいは、村田製作所もそうだと言えます。単独のコンデンサとしてではなく、他社部品も含めて、複合部品としてひとつの機能を完結させるものを提案する。
顧客が求める「全体」を、パートナーシップで提案するという発想は、誰にでも取り得るもの。しかし、多くの企業はその有効性に気がつかず、市場を取りこぼしている可能性のある事柄なのです。
その意味で、ぜひ、より多くの方にエコシステム・ディスラプションを知って頂きたく、イオンモールを「エコシステム」として読み解き分析する記事を準備しています。参考にしていただけましたら幸いです。
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