学長・中川が、9/20付けのプレジデントオンラインに寄稿しました。
トヨタ、ユニクロ…”攻めの社長人事”ができる会社、カリスマの引退が最大リスクになる会社の決定的違い
https://president.jp/articles/-/73926
■学長・中川の寄稿文概要
ユニクロが、後継者問題にめどをつけた件。
柳井氏の後任で社長になったのは、44歳、新卒からの生え抜き社員である塚越氏。
もとより「世襲はしない」と明言していた柳井氏でしたが、氏が年齢を重ねつつも、なかなか次を任せられる人が見つからない中で、ユニクロそして親会社のファーストリテイリングの承継問題は、同社の最大の経営リスクにまでなってしまっていました。
承継は、日本社会ではなぜ難しいのか。そして、どう対応すればよいのか、私なりの考えではありますけれども、まとめたものになりますので、ご笑覧いただけましたら幸いです。
結局、私たちの社会は「人治」なのだということ。
森保ジャパン、栗山ジャパン、岡田阪神。役職あるいは能力に統治を任せるのではなく、人格に統治を任せるのが、私たちの社会構造です。
それは西欧型ガバナンスとは違うものかもしれませんが、「西欧と違うから変、おかしい」という短絡的な解釈も適切ではありません。私たちの社会・文化が、そうなっているというだけの話。私たちは、経営者に、人格を求める、というだけの話です。
だとすれば、承継はどうすればよいというのか。その結論も、いたってシンプルです。血筋に拠ろうが能力に拠ろうが人柄に拠ろうが、その会社を任せるに足る、人々がみとめる【器】であればよい、というだけのことだと思います。
著者・監修者
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1982年生。経営学者/やさしいビジネススクール学長/YouTuber/東京大学 経済学博士
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専門は、経営戦略論・イノベーション・マネジメント、国際経営。
「アカデミーの力を社会に」をライフワークに据え、日本のビジネス力の底上げと、学術知による社会課題の解決を目指す。
「やさしいビジネススクール」を中心に、YouTube・研修・講演・コンサル・著作等で経営知識の普及に尽力中。
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