先日、APS学長・中川が法政大学ディスカッションペーパーとして研究をひとつ発表しました。論文はウェブ公開となっておりますので、以下のリンクからどなたでも読むことができます。
鈴木響・中川功一・佐々木将人・羽生琢哉・武部理花(2022)「組織調査2020のデータに基づく日本の高成長企業の特徴分析」法政大学イノベーション・マネジメント研究センター ディスカッションペーパー, No. 247. http://riim.ws.hosei.ac.jp/…/WPNo.247_Suzuki-Nakagawa…
こちらの研究は、中川が服部先生(組織行動論)など20名以上のメンバーで進めてきた「組織調査2020」のデータを用いた、、高成長企業と、それ以外の企業とのシンプルな平均値比較分析です。シンプルながら、そこから見えてきた高成長企業の【6つの特徴】は納得的な内容であろうかとと思います。
・イノベーションへの積極性 ・報酬設計が成果連動 ・現場のエンパワーメントと横連携 ・価値観レベルの多様性 ・DXへの積極性 ・変化への対応力(組織レジリエンス)の高さ
その他の要因を制御していないので、業種の違いなども影響を与えていそうですが、それでもなお(業種の違いがあったにせよ)、感染症時代にも成長を続けられた企業が、おしなべて有していた特徴を明らかにできたことは、一定の成果があったのではないかと思います。
精緻な分析は、他の先生方がこれから発表していく組織調査2020の以後の研究成果にご期待下さいましたらと存じますが、まずは基礎的な探究成果の最初の1歩目として、発表を受けとめて頂けましたら幸いです!
例によって動画でも内容要約をしていますので、そちらを見てもらえれば幸いです。
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