顧客の声:エコスリージャパン株式会社 岡本勝弘様
カスタマイズできる研修 経営者目線の人材育成を目指して
事業分野:印刷業界向けワークフローシステム、CTPシステム、フィルム・プレートなどの消耗材・サービス
エコスリージャパン株式会社 ECO3アジア太平洋地域 代表
代表取締役社長 岡本 勝弘 様
やさしいビジネススクール導入の経緯
中川先生の知識を当社の幹部社員の成長に活用したい
―――やさしいビジネススクール(以下やさビ)を知ったきっかけや、導入理由を教えていただけますか?
岡本さん:中川先生があるビジネススクールで教鞭を取られていて、私がその科目を受講していたのが始まりです。とても面白く印象的な講義で、その後SNSで中川先生がやさビを立ち上げた情報を見たときに、2つの思いが浮かびました。
一つは中川先生に協力したいという気持ち。もう一つは、中川先生の持つ知識を当社の幹部社員の成長に活用できるのではないかという期待です。
自社の希望にあわせたカスタマイズが可能
―――他の研修プログラムも検討されたのでしょうか?
岡本さん:いくつか候補はありましたが、決まったプログラムでは当社のニーズに70-80点程度しか応えられないと感じたのと、他のビジネススクールは価格も高く、なかなか手が出せない状況でした。そこで中川先生に相談したところ、希望にあわせて柔軟に講義のカスタマイズが可能という回答をいただき、それが導入の決め手となりました。
ニーズにあわせて柔軟なカスタマイズが可能!やさビの研修プログラム
経営者目線で会話ができる能力がつく1年間のオリジナルプログラムを作成
―――具体的にどのようなカスタマイズを希望されたのでしょうか?
岡本さん:当社は高額な商品を扱っており、営業担当者は主に経営者と商談を行います。
例えば、20代前半の社員が、65歳の経営者と2億円の商談を進めるようなケースもあります。そのため、経営者目線で会話ができる能力が必要不可欠です。
希望した研修は、単発ではなく、長期的な研修で、勉強の習慣を社員に身に付けてもらい、研修をきっかけに社員同士のつながりが深まり、気軽に話ができる雰囲気作りにもなるものでした。
中川先生に相談して、ファイナンス、マーケティング、経営の基礎などを網羅した、幅広い知識をじっくり1年間かけて習得できる、弊社オリジナルのプログラムを作っていただきました。
―――どのような社員が受講されていますか?
岡本さん:営業部門を中心に20代から50代までの社員17名が受講しています。中川先生には課題レポートの採点を厳しくしていただくようお願いしています。私も受講者の回答を確認して、必要に応じて直接指導することもあります。
研修半年で大型案件をコンスタントに受注 営業職のコミュニケーション能力が向上
研修から半年後、大型案件をコンスタントに受注。お客様の本質を掴む会話力がついた
―――研修を開始してから半年が経ちましたが、変化は見られましたか?
岡本さん:直接的な因果関係は断言できませんが、研修を受講している社員は、新規セールスの成績が良好で、最近大型受注が続いています。
また、社内のコミュニケーションにも変化を感じています。若手社員はやさビの研修時間以外でも、やさビの講義動画を見て自ら勉強会を始めています。
営業日報を見ると、以前は「お客さんがこう言ったから」という表面的な報告が多かったのですが、今では「お客様のこのような発言の背景には理由があると思います」など、本質を捉えた会話や会話力の向上を感じる報告があがるようになりました。
変化があった社員は、やさビの課題レポートからも感じられます。
―――その変化は年齢による差はありますか?
岡本さん:年齢差はあまり感じません。興味深いことに、最も課題レポートの成績がいいのは超ベテラン社員です。
心理的安全性のある組織文化の秘訣
20代が社長に意見できる、心理的安全性の高い組織づくり
―――御社は非常にモチベーションの高い組織だと感じますが、何か秘訣はありますか?
岡本さん:ありがとうございます。私含め社員同士で本質的な話を言い合える雰囲気は確かにあります。20代の社員も私の考えに遠慮なく異を唱えることができるので、心理的安全性が高い環境だと自負しています。また、会議で納得していない様子の社員がいれば、必ず声をかけて意見を聞くようにしています。社長がいるから、先輩がいるから意見を言いづらいという文化は弊社にはあってはならないと思っています。
―――そのような心理的安全性を持った組織文化について、どこかで学ばれたのでしょうか?
岡本さん:実は反面教師として、意見の受け入れが少なかった実父の経営スタイルがありました。
そこから私は、社員一人ひとりを尊重して、意見をきちんと取り上げていこうと決めました。
また、前職時代にイスラエルに長期滞在した際の経験も大きいですね。現地のマネジメント会議では、全員が意見を主張し合う文化があり、それをまとめるファシリテーターの能力の高さに感銘を受けました。ファシリテーターでもある社長自身が全員参加の会議を行っていくことが大事だと思っています。
経営支援のできる人材を育てていきたい
経営支援ができる人材を育てたい
―――今後の展望を教えてください。
岡本さん:日本でのマーケットシェアと知名度の向上を目指していますが、最も重要なのは、経営がわかる営業社員の育成です。お客様が困ったときに相談に乗れる人材になってほしい。一人当たりの生産能力を大幅に向上させることを目標としています。
単なる物売りではなく、経営支援ができる人材を育てることで、売上も自然についてくると考えています。